Questions? +1 (202) 335-3939 Login
Trusted News Since 1995
A service for gold trading professionals · Sunday, May 5, 2024 · 709,106,202 Articles · 3+ Million Readers

日本の投資家によるオルタナティブ投資は2019年から50%以上増加 - プレキンレポート

日本を拠点とする投資家の10人に9人が、今後12ヵ月間のプライベートデットに前向きな見通し

/EIN News/ -- 東京発, April 24, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- オルタナティブ投資に特化したデータ、ツール、インサイトを提供するプレキン (Preqin)は、資金調達 ガイド:日本からの資金調達2024レポートを発表した。 本レポートでは、オルタナティブ投資に積極的な日本拠点の投資家数*が、2019年から2024年初めまでに50%以上増加したことを示している。 プレキンのアナリストは、特に低金利環境下を背景に、より高いリターンを求めオルタナティブ投資への注目が高まっていると分析している。

日本投資家の保守的なアプローチ

年金基金、保険会社、銀行など、日本を拠点とする投資家の多くが、より高いリターンを達成するためにオルタナティブ資産に積極的に配分しているものの、その目標リターンは、世界の他の投資家に比べて相対的に控えめである。 プレキンのアナリストは、日本を拠点とする投資家は一般的に保守的で、オルタナティブ投資に対して比較的長期的なアプローチを採用していると指摘している。

日本投資家は、プライベートデットへ配分比率を増やす可能性が高い

プレキンが2023年11月に実施した最新の機関投資家調査によると、日本を拠点とする投資家は今後12ヵ月間で、他のオルタナティブ資産よりもプライベートデットへの投資を増やす可能性が最も高いことがわかった。 これは、世界中の他の投資家の意向と一致している。 さらに、日本投資家の9割は、今後12ヵ月間で、プライベートデットのパフォーマンスがこれまでと同等かそれ以上になると予測している。 ほとんどの回答者は、マクロ経済、株式市場や不動産市場のサイクルは下降に転じると考えている。 これとは対照的に、債券市場の見通しについては前向きな見方をしている。

プレキンのVP, Head of APAC and Valuations, Research Insightsであるアンジェラ・ライ (Angela Lai) は次のように述べている: 「日本は、年金基金、保険会社、銀行といった世界最大規模のアロケーターが存在するため、長年にわたって人気の資金調達先でした。プレキンの機関投資家調査によると、日本の投資家は、目標リターンは低く、よりリスクの少ない戦略を好むという傾向を示していますが、最近の投資家との会話から、日本の投資家も、これまでの経験を活かし、より広範なリスク領域から積極的に投資先を発掘するようになっており、この状況が徐々に変わりつつあることが明らかになりました。さらに、プライベートウェルス(富裕層)やリテール層など、柔軟な投資をするような新しい投資家グループも出現しており、世界中のファンドマネージャーの関心を集めています」。

「資金調達ガイド:日本からの資金調達2024」の要旨

  • オルタナティブ投資の潜在的成長市場としての日本:プレキンのアナリストは、日本の大規模な個人投資家基盤が、日本のオルタナティブ市場に更なる成長の可能性をもたらすと予測している。 これは、日本の家計の金融資産残高が14兆ドル (約2,124兆円) と高水準であることに加え、投資信託が非上場株式を組み入れることを認める動きなど、政府の政策が後押ししているためだ。
  • 国内プライベートキャピタル市場だけではすべての日本投資家ニーズを満たせず:プレキンのデータ(2023年6月時点)によると、日本を拠点とするプライベートキャピタルのファンドは現在、合計1,150億ドル (約17.4兆円) の資産を運用している。 これは5年前のほぼ2倍だが、それでも日本の年金基金資産の約4%にすぎない。
  • 日本の企業年金基金とオルタナティブ投資:プレキンによると、オルタナティブ投資を積極的に運用する能力と専門知識を持つ企業年金基金の場合、10%~20%程度をオルタナティブ投資に資産配分しているケースが多く見られます。 これは、オルタナティブ投資の上限を5%に設定している年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) などの日本の公的年金と比べても高い水準である。

記者への注記:

* 投資家は、アセットクラスごとにカウントされる。 そのため、日本を拠点とする投資家が50%増加したという数字には、場合によってはアセットクラスをまたいだダブルカウントが含まれている。 プライベートエクイティとベンチャーキャピタルの両方に取り組んでいる投資家は2回カウントされ、この投資家が2019年にプライベートエクイティのみに積極的であった場合は、成長分としてカウントされている。

より詳細な情報ご希望の方、またはレポート執筆者へのインタビュー等をご希望の方は、オリバー・キーサー (Oliver Keyser) oliver.keyser@preqin.comまでご連絡ください。

Preqin(プレキン)について

プレキンは“Home of Alternatives”をコンセプトに、オルタナティブ投資業界で最も包括的なデータ・分析・インサイトを提供し、重要な情報と最先端の分析ソリューションによって、投資ライフサイクル全体を通じて投資家をサポートしています。

20年にわたり、プライベート市場におけるデータの収集方法を開拓し、世界の20万人以上の投資プロフェッショナルに資金調達、ディール、パフォーマンスの把握などにご利用いただき、オルタナティブ投資への理解を深めることに尽力しています。

詳細は、http://www.preqin.com/jpをご覧ください。


Primary Logo

Powered by EIN News
Distribution channels: Book Publishing Industry ...


EIN Presswire does not exercise editorial control over third-party content provided, uploaded, published, or distributed by users of EIN Presswire. We are a distributor, not a publisher, of 3rd party content. Such content may contain the views, opinions, statements, offers, and other material of the respective users, suppliers, participants, or authors.

Submit your press release